みんなのガイドブック ユートラベルノート

韓国旅行、海外旅行に役立つ情報を配信するオンラインガイドブックです。

DMZツアー(非武装地帯 第3トンネル+トラ展望台)

http://www.utravelnote.com/korea/play/dmzpickupcouse

韓国は現在世界で唯一の分断国家です。1945年第二次世界大戦終結後、一つの国家として統一されたのも束の間、1950年に38度線を境に、韓国にはアメリカ、北朝鮮にはソ連が介入しての代理戦争が始まりました。イデオロギーの衝突によって同じ国民同士が争い、多くの人が血を流しました。惨劇は3年後の1953年7月27日に結ばれた休戦協定によって終結、以降朝鮮半島は休戦ライン(38度線)によって南と北に分けられました。その休戦ラインの南北2キロがDMZ(demilitarized zone/非武装地帯)となり、誰も踏み入れられない地として50年の月日が経ちました。当初の一触即発の緊張状態も時とともに少しずつ和らぎ、1998年についに、DMZを公開するツアーもできるようになりました。緊張と平和が共存するDMZツアーには分断国家の現実を肌で感じようとする外国人観光客が数多く参加しています。
最初に向かう「第3トンネル」は、休戦協定締結後にも関わらず、韓国に攻め入ろうとして掘った地下73mにある北朝鮮の秘密トンネルです。第一トンネルは1974年に発見され、第二は1975年、第3トンネルは1978年に発見されました。現在は第四トンネルまで4つが発見済みです。
京畿道坡州市で発見されたこの第3トンネルは、当時の北朝鮮の最高指導者、金日成の直接命令で1971年からトンネル発掘を開始しました。 第3トンネルはソウルから一番近いトンネルで板門店から3kmしか離れておらず、北朝鮮が韓国に侵入するために掘ったトンネルの中では一番大きな規模です。このトンネルを使って、一時間に3万人の兵士を送り込むことができるといいます。1974年、北からの亡命者によってトンネルの存在がわかり、1978年6月10日に第3トンネルは軍人によって発見され、80年代から見学が可能になりました。
この次に向かうのは韓国最北端の展望台、都羅展望台です。ここから北朝鮮がもっとも近くに見えます。JSA板門店はもちろん、開城にある現代グループ開発の工場、金日成の銅像などを見ることができます。展望台から降りたら、次に都羅山駅に向かいます。韓国最北端の駅であり、平和と統一の願いが込められた北と南をつなぐ未来の駅です。都羅山駅を見学した後、統一村のマーケットで北朝鮮産のお土産などを見て終了となります。
長い月日分断された国と国が痛みを乗り越え統一を願う姿を見ながら、今ひとたび、共存の道について考えさせられるツアーです。

以上ユートラベルノートがお伝えしました。
http://www.utravelnote.com/
尚、ユートラベルノートでは随時、韓国情報を募集しております。
上記URLにてみんなで情報交換しましょう^o^/