気になる漢方の世界

こんにちは、ユートラベルノートです。
漢方と言えば体への負担が少ないと言うことは多く知られているところ・・・でも、もう少し漢方について知りたくないですか？

そもそも韓国の漢方は、そのルーツを中国に持つものの中国の漢方を韓国で独自に発展させたもので韓国では韓方（ハンバン）と呼ばれています。ドラマ「大長今」でチャングムが医女になるために多くの患者を診察する方法として用いられたのが「脈診」。脈を診ることで患者の体を診察できると言うのはドラマの中の世界だけではないんですよ。
韓国では医学過程の中にちゃんと韓方学というものが存在し、この医療課程を修了した韓方薬の処方を行える「韓薬師」と韓方薬の処方と鍼治療行える「韓医師」と言う専門医が存在します。韓国では一般的に韓医院でこういった専門医の治療を受けることになります。

さて、治療にあたっては韓方では体質にあった韓方薬を処方しますが、その基本となるのが「四象体質」と言うもの。人間の体質は「太陽人」「太陰人」「小陽人」「小陰人」と4種類に分けることが出来るそうです。体質は本来持って生まれた身体的な特徴と精神的な特徴、その他の特性を踏まえて、確率的に四種類に分けることが出来るんだそうです。しかし、体質というものは後天的に改善もすることも可能だと言われています。

では、簡単に「四象体質」の特徴をご紹介！
太陽人・・・一般的に西洋人に多く見られる体質で、肺が大きく肝臓が小さめ
太陰人・・・肌や鼻が弱く、太りやすい体質で、肝臓が大きく、肺が小さめ
小陽人・・・心臓が弱く、イライラしやすい体質で、脾臓が大きく、腎臓が小さめ
小陰人・・・心臓が強く、一般的に東洋人に多く見られる体質で腎臓が大きく、脾臓が小さめ

上記のような基本的な体質を踏まえたうえで、医師が韓方薬を処方してくれます。
韓方薬は医師の指示に従って服用しますが、何よりも大事なのは続けて服用することなんですよ。韓方薬の服用時の注意事項としてはアルコールを控えること。飲酒する場合は量を控えるとともにビールは体を冷やすので焼酎や赤ワインがお勧め。そして、コーヒーのカフェインに利尿作用があるため、コーヒーを飲むことを控えた方が良いんですよ。
今日は、気になる韓国の韓方について簡単にご紹介しました。

以上、ユートラベルノートでした。
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